従来、アパート・マンション建築といえば、地主の方が相続税対策・固定資産税対策のために行うものでした。つまり、所有している土地の相続税や固定資産税の課税を軽減し、財産を後世に残す手段として賃貸住宅経営を行っていたケースが多く見受けられました。 当時、賃貸住宅経営は税金対策という側面が強く、その収益性についてはあまり重視されていませんでした。
しかし、現代の利益を重視した賃貸経営では、いかに収益性高めるかを重視する必要があります。現代における賃貸住宅のオーナーとは、ビジネスオーナー、つまり会社経営と似た視点でキャッシュ・フローを重視した経営を行う必要があります。つまり、賃貸住宅から得られる家賃、即ち月々の売上と、管理費・ローン返済などのコストをバランスし、毎月コンスタントに利益が出るように経営をコントロールする必要があるのです。
アパート・マンションを持つことは、立派な事業であり経営です。毎月の家賃収入から、費用がいくらかかり、利益がいくら出るのかをシミュレートしなければなりません。
損益のシミュレートを行うためには、以下の点を明らかにします。
(1) アパート・マンションの建築費用が、いくらかかるのか。
(2) 建築費用・土地の取得費用は自己資金か、ローンを利用するか。
(3) ローンの場合の返済計画(利率、返済年数など)
(4) 敷金・礼金・毎月の家賃収入の見込みはいくらか。
(5) 管理費、修繕費、税金、光熱費などの諸経費が、いくらかかるのか。